File77 合祀祭文(布教所長) これの○○分教会の霊代に只今厳かにお鎮まり下さいました故天理教○○布教所長△△△△大人の霊の御前に天理教  分教会長    慎んで申し上げます あわれ汝大人は去る  月 日午後  時ゆくりなくも○○歳にて俄に出直されましたことは 思えばやはり悲しく淋しい限りでございます さはあれ人間というは身の内神のかしものかりものなれば生きるも出直すも親神様の妙なる御支配であり なってくる一切はむしろ大難でも小難でにお見せ頂き 尚又救けたい上からの親心 深い思召しの現れとお教え頂いておりますから 徒に歎き悲しむというよりも 本当は御礼申し上げるべきものと 家人達は 後々の成人を謀りつゝ 朝夕ねんごろにお仕えされて参りましたが 今宵懐かしき汝大人を これの教会にもお鎮め申し上げ 現世にありし頃の笑ましき面影を偲び 優しく清かりし御心をたゝえ 長の年月に亘る御功績に厚く感謝申し上げたいと存じます どうかこれから先々汝大人との縁につながる子達孫達 ご生前のあの日この時を味わいつゝ 改めて心にかけられし○○布教所の伸展を力強く計って参りますが 汝大人はよりよき来世を楽しみつゝ陽気遊山の世界づくりに一層お勇み立たれますよう 一同と共に慎んでお願い申し上げます File78 合祀祭文(よふぼく) これの○○分教会の祖霊社に只今厳かにお鎮まり下さいました故よふぼく△△△△刀自之霊の御前に天理教  分教会長    慎んで申し上げます あわれ汝刀自は去る  月 日齢八十五歳という長命ながら 俄に現身をかくされたことは やはり痛ましく淋しい限りでございます さはあれ人間というは身の内神のかしものかりものなれば生きるも出直すも親神様の妙なる御支配であり むしろなってくる一切は大難どころか小難であり 尚それ以上にあとに続く一同を救けたい上からの親心 深い思召しの現れとお教え頂いておりますから 徒に歎き悲しむというよりも 本当は御礼申し上げるべきものと 一同これからの成人を期し古き道ありて新しき道≠ニ仰せられたお言葉を思い起こし 汝刀自のご生前を改めて偲ばせて頂いております 汝刀自は当教会の草分けの頃より初代会長夫妻の影の力となり 教会設立の際には信徒総代をつとめられた○○大人の妻として 又昭和○○年栄えあるよふぼくとなられた△△△刀自の嫁として終始真実の限りを尽くして△△商店を支えられました 更に昭和○○年夫に先立たれ 続いて姑を来世に送り出した後も○人の子供の養育に当り 末子○○氏が遂に一人前の店主として成人されるに至った今日迄 昭和○○年早々自らもよふぼくとなって講社の責任を受け持ちつゝ粘り強く長年に亘る立場を立派につとめ抜かれました 影の苦労を勇んで果たされたあの日この時を回想し厚く厚く感謝申し上げます こゝに種々の味物を御前に供え 遺族を始め親しき人々が心を籠めて伏し拝む状を心よくお受け取り下さいまして△△講はもとより当教会につながる道の子供達の先々に更に陽気ぐらしの実が見えて参りますよう 併せて汝刀自は来世よふぼくとしてより以上の御活躍と御多幸の人生を歩まれますよう 一同と共に慎んでお願い申し上げます File79 講社祖霊殿合祀祭文 これの○○講の御霊代に今し厳かにお鎮まり下さいました故△△△△大人之霊の御前に慎んで申し上げます あわれ汝大人は去る  月 日長命とは云いながら齢八十五歳というをこの世の限りとして ゆくりなくも俄に出直されましたことは 思えばやはり淋しく名残惜しい限りでございます さはあれ人間というは身の内かしものかりものなれば 生きるも出直すも親神様の妙なる御支配であり むしろなってくる一切は大難は小難であり 更には又後に続く一同の成人を望まれる上からの深く温かい親心現れであって 必ずふしから芽が出るとも仰せ頂いております 一同改めて汝大人はこれの○○家の長男として御両親への孝心はもとより 惜しくもいち早く来世に先立たれし妹弟の上にも何かと心砕きつゝ その上親戚の一人々々への誠を捧げながら 炎熱の夏も酷寒の冬も厭わず 朝は早くから夜は遅く迄 己が務めを十二分に果たされし長の年月を偲び 改めて現世にありし頃の笑顔脳裏に浮かべつゝ 一同と共に厚く厚く感謝申し上げたいと存じます 茲に家族親族 親しき人々と共に 只今心を籠めて かくの如く合祀祭をつとめさせて頂いた真実を充分にお受け取り下さいまして これの△△講につながる子達孫達の先々に至るまで一層の陽気ぐらしの実が見え これの周辺により広くより大きく神名の流れて参りますようお導きの程を一同と共に慎んでお願い申し上げます File80 部内教会合祀祭文 これの○○分教会の祖霊社に只今厳かにお鎮まり下さいました初代会長△△△△刀自之霊の御前に天理教  分教会長    慎んで申し上げます あわれ汝刀自は去る  月 日長命ながら齢九十五歳というをこの世の限りとしてゆくりなくも出直されたことは 思えばやはり淋しい口惜しい限りでございます さはあれ人間というは身の内神のかしものかりものなれば 生きるも出直すも親神様の妙なる御支配であり むしろなってくる一切は大難を小難にお見せ頂き 更には後に続く一同の成人を望まれる上からの親心 深く温かい思召しの現れとお教え頂き 尚ふしから芽が出るとも仰せ頂いておりますから 徒に歎き悲しむというよりも 本当は御礼申し上げるべきものと 一同これからの前進のため古き道ありて新しき道≠ニお指図下されたお言葉を思い起こし 殊に終戦直後の苦難の中からいち早く修養科に学ばれ その後間もない昭和○○年以来凡そ四十年の長きに亘り 雨の日も風の日も吹雪舞う中も上級への日参を続けられ 而もその間 生涯の救け一条を誓い 陽気づくめの完成を夢見て昭和○○年○月二十六日教会を設立されるまでに至った尊いあの日この日を偲び 併せて現世にありし頃の笑顔脳裏に浮かべつゝ 届かぬ私達一同を 時に強く 時に優しくお導き下された御功績に厚く厚く感謝申し上げたいと存じます これより○○家の墓地に埋葬するに先立ち 家族親族 親しき人々と共に心を籠めて合祀祭をつとめさせて頂いた真実を充分にお受け取り下さいまして 末代かけてのたすけ一条の道を一手一つに勇んで辿れますよう かくて当教会につながる道の子供達の先々に陽気ぐらしの実が見え その周辺により広くより大きく神名の流れて参りますようお導きの程を一同と共に慎んでお願い申し上げます File83 墓地建立墓前祭 これの所を千代の住所と永久に変る事無く 動く事無く安く穏にありし日の古き衣を鎮め奉り坐せ奉る昭和  年  月  日八十歳を以て逝かれし故△△△△大人を始め 昭和  年  月  日三十歳の世帯盛りに身退かし故△△△△刀自 同じ年 月 日いと短きつぼみの一才にて あっけなくこの世を去られし故△△若子の御墓の御前に 慎み敬い恐み恐みも白す 汝が大人たちの家族親族を始めて 相識れる人親しき人々長男○○氏の家庭に相寄り集い 現世の在りし日の俤を偲びつゝ どやありけむ かくやありけむととりどりの話の花を咲かせつゝ 厳かに霊祭を仕え奉りしが 今し墓標建立の儀式を併せてつとめ奉らくと 打ち揃いてこれの御墓に足を運び 除幕の儀こゝに恙なく仕え終え 海川山野の種々の味物を捧げ奉り拝み奉らくを甘らに召食し諾い給いて いよ\/家門を守り負持つ祖先の名を高めんものと それ\/に固く心を定め相誓える様を 御心持美わしく受け給い 遺れる家族親族を始め御子たちの行く末を天翔り玉翔り守り幸い給い 思召される陽気ぐらしのひながた家庭を 周囲の社会にうつし給えと 恐み恐みも白す File103 初代年祭御礼文 おぢいさん ○○の初代として末代に向う救け一条の土台となって下さったおぢいさん 只今このように孫曾孫打ち揃って参拝させて頂きました 又すでにご承知の通り この他に海外布教を誓って 遠くハワイの地で頑張っている孫曾孫も居ります 戦後生まれた我々は 残念ながらおぢいさんのお顔もお姿も知りません たゞ\/お写真を通してご生前の面影をしのぶばかりであります しかしおばあさんやお父さんたちから そのご苦労についてはいろ\/と伺って居ります お父さん達二人の子供を置き去りにして 単身おばあさんがこの横浜の地に出られてからの三年余り 商売を続けながらよく男一人で頑張り通されましたネ 炊事洗濯又慣れない手付きで疲れた眼をこすりながらつくろいものをしたり その上子供達の勉強まで見られたと聞いております それこそ雨の日 風の日 暑い夏も 肌をつんざく厳寒の冬も 文字通り 辛抱強くしかも真面目に貫き通されとのこと このような中にもおぢいさんの優しさと粘り強さがしのばれて 全く驚くばかりであります それに妻子の為とは云いながら 前半生を傾けられた五間々口の文房具商店をいさぎよくたゝまれ あてどもない単独布教の生活に切りかえられましたネ 追われるものの如く横浜に飛び出され とたんに野宿の中途で間違えられ 三日も四日も留置場でとめ置かれた由 全く涙無くして聞く事が出来ません それでも二人の男の子を大学まで出し しかも二人とも「甲種合格になってくれた」とお出直しの真近い頃喜ばれたそうですネ たゞ\/私たちも惜しまれてならないのは 毎日のように教会設立の願書をお書きになり乍ら 戦時中の法律にはばまれて 名称開設に至らなかったことであります まさしく教祖に対する夫善兵衛様のご苦労と 蔭の貴重なお働きを思い起こさずにはいられません おぢいさんが遺されました「我が身どうなっても」の思いは二人の子供に伝えられ 我々孫や曾孫たちにも脈々と生きつゞけております どうか心よりご安心下さいましてこの祖霊殿へお鎮まりになり 多くの先輩方と共に天翔り国翔けりて 後になり先になり親心深くお導き下さい 今日おぢいさんの年祭を通して 我々尚一層一手一つになって お道の先をます\/高めていくよう ご霊前に居並ぶ人たちと共に力強く 又仲良く頑張って行きたいと思って居ります おぢいさん まことに有り難うございました 心からお礼申し上げます                  孫 曾孫代表  △△△△ File115 葬後祭並に十日祭詞 これの霊代に斎い定めて令坐奉り鎮め奉る故天理教○○分教会○代会長△△△△大人の御霊の御前に慎み敬いて白さく あわれ汝大人はや久方の空行く月の清き明き御心に よく御教の薀奥を極め 常に己がいんねんの自覚を強め おたすけに励み 家族親族はもとより道の子たちの上に心を注ぎその成人を心掛け 自らは教祖ひながたの道を見つめて忠実にいそしく己が務めを重しみ仕え奉りてありけるを 果敢なくもこたび出直し坐しつるは夢に夢みる心持になむ 今尚何処にか在すが如く思ほゆるも あゝ今は矢張り呼べど答はなく見渡せど御姿はあらず 心は千々に砕けていと淋しき中に今は葬後の御祭に併せて十日の御祭仕え奉る時とはなりむ 汝大人の面影を浮べ 在せし世の事どもとりどりに語り合いて あの日この時の功績を偲び奉り 教祖年祭を目指して汝が心にかゝる教会内容の充実を計り 併せて大教会移転神殿普請に精一杯の真実の伏せ込みを誓いつゝ かくの如く拝み仕え奉る状を聞食し諾い給いて御子を始め道の子供達一同を彌次々と向栄に幸え恵み給えと恐み\/も白す File116 葬後祭並に十日祭2 これの奥床を仮の霊舎と斎い定めて安置奉り鎮め奉る故天理教○○分教会○代会長△△△△大人の御霊の御前に慎み敬いて白さく あわれ汝大人はや かくもゆくりなく果敢なく出直し坐しつるは げに夢に夢みる心地になむ 今尚何処にか在すが如く思ほゆるも あゝ今は矢張り呼べど答はなく見渡せど御姿はあらず 心は千々に砕けていと淋しき中に御葬の式仕え奉り竟えぬるを以て 家の内外を祓い清め 御前に真榊挿しはやし 時の花立て並べ 心づくしの品々置き足らわし葬後の御祭に併せ十日の御祭仕え奉る時とはなりむ 汝大人の面影を瞼に浮べ 在せし世の事どもとりどりに語り合いて あの日この時の功績を偲び奉り 遺れる心を受け継ぎ 今日より後は一層互い立て合い救け合い それぞれの持場 立場から進んで世の為人の為にならむと誓いつゝ かくの如く拝み仕え奉る状を聞食し諾い給いて御子御子孫を始め道の子一同を彌次々と向栄に守り幸え恵み給えと 恐み\/も白す File117 六柱合祀祭 これの霊代に只今厳かにお鎮まり下さいました○○家の先祖六柱の霊様方の御前に慎んで申し上げます 先ずは大正五年○月○日六十歳で現身を隠された故△△△△大人 翌大正六年○月○日可愛い盛りの幼い三歳で早くもこの世を去られた故△△△△若子 昭和十年○月○日将来を期待されていた二十四歳の若さで今生を終えられた故△△△△大人 その後を追うようにして同じ年○月○日あたら蕾のまゝ二十二歳で散られた故△△△△刀自 その涙も乾く間もない昭和十一年○月○日八十二歳をの長寿を全うされた故△△△△刀自 併せて終戦後の未だ厳しい時代の昭和二十六年○月○日惜しくも六十一歳で出直された故△△△△大人以上六柱を既にお鎮まり頂いている故△△△△刀自 故△△△△大人の許に甚だ遅まきながらお迎えさせて頂きました  親という理戴くなら いつも同じ晴天 とお諭し頂いておりますが 親神様はもとより先祖の霊様方あればこそ今日の日と 改めて朝夕の御礼怠らず仕えさせて戴きます どうかこれから後○○家一同を安らかにお護り頂き 更に世の為人の為に 人とある誠の道を強く正しく辿れますようお導きの程を一同と共に慎んでお願い申し上げます File118 埋葬祭詞 これの所を暫し住所と安く穏にその衣を遷し奉り鎮め奉る故△△△△大人の御墓の御前に慎み敬い恐み\/も白す 先程汝大人の家族親族を始めて その縁につながる親しき人々 相寄り集い現世にありし日の壮健なる俤を偲び 明るき笑顔を思い起こしつゝ あの日この時の事などとりどりの花を咲かせ 厳かに五十日の霊祭を仕え奉りしが 今し諸人たち打ち揃いて これの御墓所に歩を運び 御遺骸を納め奉りて種々の味物を捧げ奉り 拝み奉らくを甘らに安らに聞食し諾い給いて汝大人が真心をかけて開かれし△△△布教所の充実を期し いよ\/親神の御教を体し ひながたの道を身近に拝して 明るく勇みて一日々々を送り迎え負持つ祖先の名を高めむものと それぞれ固く心を定め相誓える態を御心持美わしく受け給い 遺れる子たち孫たちの行末を見守りつゝ 汝大人はまた新しき衣を召され いち早くこれの世に出直され 次の世こそ一層の長き命を賞でつゝ 人救けの道 生業の道も更に勢もて押し進められる共に 汝大人自身が思召される陽気ぐらしの実を家族親族また世の諸人と共により永くより深く楽しまれ給えと恐み\/も白す File119 水子埋葬詞 これの所にまだ縫い上がらないままの着物を静かにお鎮め致しました△△△△水子若子の御墓の御前に慎んでお願い申し上げます 汝若子は父△△△△母○○の三人目の子供として今年夏には可愛い顔を見せられることと心から楽しみに待っておりましたのに 如何なる親神様の思召であったのでしょうか この○月○日胎児のまま来世に旅立ってしまわれました この予期しない節を通し改めて親としてのあり方を思案し 鮮やかな芽を出すよう誓いながら諸人等と共にこれの御墓に歩を運び只今しつけの取れぬ着物を奥深くお埋め申し 種々の味物を御供して深く頭を垂れて 伏し拝む姿を心安らかにお受け取り下され この世に遺っております両親や兄達二人ばかりでなく○○家並びに○○分教会に縁深い人々を三才心の無垢なまま精一杯お守り下され 汝若子は今度こそ新しく強い着物を着けて一日も早くこの世に出直され 来世こそ長い命を賞でつゝ陽気遊山の世界づくりに役立って下さいますよう一同と共に慎んでお願い申し上げます File120 改葬埋葬詞 この度○○家の家族の方々が 先祖を思う真心から買い求められましたこれの新しい御墓に 只今静かにその衣をお遷し申し上げられました八柱の霊様方の御前に慎んで申し上げます 改めてご生前の名をお出直し順に敬称を省き読み上げますと △△△△ △△△△ △△△△ △△△△ △△△△ △△△△ 次いで△△△△ △△△△の八柱ですが 先程横浜市西区○○町なる○○家に寄り集い それぞれご生前の面影を偲び笑顔を瞼に浮かべ あの日この時のことなど語り合いながら霊代に六柱の霊様方を厳かにお迎え申し合祀祭をつとめさせて頂きました 引続きこれの墓前に心を籠めて種々の味物を御供申し 霊様方の長年に亘る親心溢れる養育に 改めて深く感謝し 一人ひとり玉串を手に取り参拝させて頂きます かくてこの意義ある節を通し人間はこの世に働きに来たのや はたらくとははた\/を楽させることやで≠ニ仰せ頂いたお言葉を心に体し それぞれの持場立場から世の為人の為に誠の限りを尽くさせて頂きますが どうか私達一同を先になり後になりお見守り下さいますと共に 新しい衣を召された来世こそ より一層の長命で ○○家の周辺に陽気ぐらしの輪が広く大きく拡がって参りますようお導きの程を一同と共に慎んでお願い申し上げます File121 改葬祭文   これの所に静かにその衣をお鎮め申しました故△△△△大人の御墓の御前に慎んで申し上げます 汝大人は昭和六十年○月○日未だ春秋に富む齢五十五歳というをこの世の限りとして いとしき妻と我が子三人を遺して 俄に現身をかくされましたが それから月日は流れて早くも十年が過ぎ去りました ところが去る○月○日九十五歳という長寿を全うされ出直されました汝大人の義母の明日は五十日祭に引続き その御遺骸を新しい墓地に埋葬させて頂きますので この機会に家族親族一同の真心より汝大人の衣を共にお移し申しお鎮め申し上げることに相成りました かくて改葬の御祭をかくの如く執り行わせて頂いております 一同改めて汝大人の健やかなりし頃の面影を瞼に浮かべ とやありけむかくやありけむと懐かしく話の花を咲かせておりますが 天翔り国翔り先になり後になり更に温かく力強くお見守り下さいまして 思召下さる陽気ぐらしの実がそれぞれの家庭に見えて参りますようお導きの程を 併せて汝大人は新しい○○家墓地に平けく安けくお移り下さいますよう一同と共に慎んでお願い申し上げます File122 年祭前墓前祭 久保山なるこれの所を千代の納めどころと その古い衣を脱がれました天理教○○分教会○代会長故△△△△大人の御墓の御前に慎んで申し上げます 汝大人が大東亜戦争下の昭和十九年○月○日 丸々六十歳でゆくりなくも この現世を出直され親神様の温かいふところにお帰り下されてより早くも五十年の歳月が流れ去りました この後十二時半より改めてお鎮まり頂きました新神殿の祖霊様の御前で 汝大人の遺されたご家族はもとより ご親戚 道の子供たち一同と共に五十年祭を執り行い ありし日の面影を偲び 昔話にとりどりの花を咲かせたいと存じます 教祖を通してお伝え下さいました御教によれば 汝大人は最早や新しい衣をつけて この世で生き\/と勇んでお暮らし頂いている事と拝察致しますが 神ならぬ身の私たち人間に詳しく判る術はなく 徒らに生前中のあの日あの時 幾山坂を越えられた道すがらを思い浮べ 汝大人の人柄を讃えると共に その偉業と遺志を改めて深く広く大きく受け継ぐ固い決意を定めさせて頂きます 墓前に心より御供申しました汝大人の好物を 心よく味わい下さいまして 私たち一同の行く手を 親神様教祖を通して温かく御見守り下され お導き下さいますよう これのところからも慎んでお願い申し上げます   File123 年祭前墓前祭2 これの所を千代の納めどころと 他の理の子達と共に その古い衣をお鎮め申しました○代会長故△△△△刀自の御墓の御前に慎んで申し上げます 汝刀自は昭和三十年長男○○の○代会長就任のお運びを喜ばれ 更に昭和六十年初孫の私が○代会長に任命されるという光栄に浴され その間三十年の長きに亘って親会長と慕われつゝ昭和六十三年○月○日九十二歳という長命にて親神様のふところにお帰り下さいましたが それから早くも十年の歳月が流れ去りました この墓前祭の後一同神殿に寄り集い十一時からおつとめ学び 引き続いて祖霊社の御前で午後一時から十年祭を執り行わせて頂きます 思い返せば汝刀自は昭和十八年三月○日 大教会長より関東へ道を≠ニの指示を受けられ 丹波から東京に出られた東本の初代中川よし先生を心に抱き せめて遅咲きの桜であっても鮮かに咲いてみたいと願って二十六日おぢばから こゝ横浜へと文字通り単身布教に踏み切られました 奇しくも昭和六十年真柱様が親しくお入り込みを下され お迎えの玄関先にて汝刀自と握手をされ 諒々お言葉を頂いた後 客間にて元一日≠フ揮毫を賜りましたことは 汝刀自にとって来世へのこよなき花道であったと称えずにはおられません 過ぐる横浜での汝刀自のたすけ一条の道は五十五年に及んでおりますが その間に数々のよふぼくを産み育てられた許かりでなく その理の子達が理の孫を授かる布教師にまで丹精の真実を尽くされた事を 私達一同改めて心に体し 今後のにをいがけおたすけに一層拍車をかけて参りますが 親神様教祖が思し召し下された真正の平和世界はまだ\/遠く どうか汝刀自は来世 より広くより大きく御活躍下され 陽気ぐらしの実をより一層深めた御多幸の人生を歩まれますよう 一同と共に慎んでお祈り申し上げます File124 年祭後墓前祭 これの所に静かにその衣をお鎮めさせて頂きました天理教○○分教会初代会長故○○○○刀自の御墓の御前に慎んで申し上げます 汝刀自が遺された家族親族又懐かしい教友達と共に 先程永年勤められました○○分教会の祖霊社の御前で 心を籠めて一年祭をつとめさせて頂きましたが 只今は一同この御墓の御前に打寄り集い 九十五年に亘る長きご生前のあの日この時を思い浮べ 健やかなりし頃の面影を瞼に描き 昔話にとりどりの花を咲かせておりますが 生涯を一日の如く貫かれました上級○○分教会への日参を始め素朴で真面目な信仰の道すがらに 今更の如く深く感謝せずにはおられません その上から これの御前に種々の味物を御供申し これより後も一同心を合せ いよ\/○○家の家門を守り 負持つ祖先の名を高むるはもとより 一人々々が持場立場を通し 世の為人の為に真心の限りを捧げ 更に真実の神名を流し 人の世の正しいあり方をまわりの人々に取次ぎ ひたすらたすけ一条の道を力強く押し進めむものを 固く心に誓い 深々と御礼と決意の頭を下げ 厳かに墓前の御祭を仕えさせて頂いておりますが どうか先になり後になり 汝刀自が御心にかゝる家族親族は申すまでもなく ○○分教会にお引き寄せ頂く道の子たちの行く末を幸せにお守り下され すさび勝ちで欲にきりない泥水のような人々の心に お望み下さる陽気遊山の明るく清らか灯が点じられますよう 併せて汝刀自は次の世こそ一層恵み多い人の世を長く楽しくお味わい下さいますと共に きりなしふしんのよふぼくとし 更に末代に光る教会の長として 今生以上のお働きをして下さいますよう一同と共に慎んで御願い申し上げます File125 夫婦年祭後墓前祭 これの所に御生前の衣を厳かにお鎮めさせて頂きました天理教○○布教所前所長故○○○○大人並びに夫人△△刀自の御墓の御前に慎んで申し上げます 汝大人達が遺された家族親族又懐かしい人達と共に 先程○○分教会の御霊の御前で 心を籠めて一年祭並びに五年祭をつとめさせて頂きましたが 只今は一同この御墓の御前に打寄り集い ○○大人の七十年及び△△刀自の六十五年に亘る御在世中のあの日この時を思い浮べ 健やかなりし頃の面影を瞼に描き 昔話にとりどりの花を咲かせておりますが 生涯を一日の如く貫かれました真面目な御働き 今更の如く深く感謝せずにはおられません その上から これの御前にとりどりの味物を御供申し 次々と玉串をとりつゝ これより後も一同心を合せ 御在世中に遺された話の種や道すがらを改めて深く味わい生かしつゝ いよ\/○○家の家門を守り 負持つ祖先の名を高むるはもとより 一人々々が持場立場を通し一層世の為人の為に真心の限りを捧げ 更に真実の神名を流し 人の世の正しいあり方をまわりの人々に取次ぎ ひたすらたすけ一条の道を力強く押し進めむものを 固く心に誓い 深々と御礼と決意の頭を下げ 厳かに墓前の御祭を仕えさせて頂いておりますが 汝大人達は親神様の御恵みのまに\/ 古い着物を脱いで新しい着物とお着替え下された来世は よりよきよふぼくとなりて世界のふしんの上に今生以上のお働きをされますよう 尚又 送り迎えされる一日々々を今生以上に長く楽しく幸せにお通り下さいますよう一同と共に慎んでお祈り申し上げます File126 五十日祭合祀祭 此の小床を祓い清めて今し祖霊社に遷し奉り鎮め奉る故△△△△刀自の御霊の御前に 天理教   分教会長    慎み敬い恐み\/も白さく 青空を行く麗かなる陽の光にも 俄に黒雲が蔽いて厳しき雨風に変るが如く 秋の野山を飾る紅葉の美わしさにも吹き荒ぶ嵐の嘆きあるが如く あわれ汝刀自はも現身の慣い得免がれ給わずして 九十五歳という長寿ながらこれの現世を退向になして 覆水盆に返らずの言葉の如く果敢なく来世に還り給いぬ 今も尚現世に壮健に立ち働きて何処にか在すが如く思ほゆるも 矢張り呼べどもその答はなく 戸の外に出でて見渡せどその御姿はあらず 誠に云わぬ術為す術なし 隈なき月影を見ればありし日を偲び さゝやかなる風の音を聞けば つとめ労かれし長の年月を思い起こしつゝ 露に花咲く忘草 忘るゝ日なく偲び出でぬ時なく 早くも五十日は夢の間と過ぎ去りて あわれ淋しき中にも今し合祀の御祭に併せて五十日の霊祭かくの如く仕え奉る時となりにけり 故に家族親族相識れる人々 これの席に打寄り集い 汝刀自より耳にせし語り草たる琵琶湖の辺なる田舎での幼き頃 あるいはその度毎眼を細めていと懐かしげなる面持を見せられし中国は漢口での初婚の頃 また△△△△氏と再婚されし後 長の年月池袋なる要町にて幾多の風雪をしのぎ山坂を踏み越えられし中年の頃 次いで西武狭山ヶ丘の程近き入間市下藤沢なるこれの自宅にて静かに老いの身を預けられし晩年の頃など 日を追い月を追い年を追いて汝刀自の面影を思い浮かべ瞼に描き とりどりの話の花を咲かせつゝ 心より御霊を宇良賀志奉らくと 御前に御酒御食種々の味物を供え奉りて 露の玉串捧げ奉り拝み奉らくを平けく安けく聞食し諾い給い 引き続き遺れる家族親族たちが真心を籠めてこの程購われし千代の住所と定め奉れる新しき御墓所に 汝刀自の御遺骸を納め奉る御墓の御祭仕え奉らんとす 時にいとしき汝刀自が娘婿であり 眼に入れても痛くなき可愛い孫たちの父親なる△△△△大人が 今を去る八年前未だ若き五十五歳ながら一足先に親神のふところに帰り給い その衣を○○分教会の御墓に暫しお鎮め申し 時機の到るを待ち望みてありしが この旬に汝刀自と共に埋葬の御祭を執り行い 母子の契りを更に深めんとす 故にこの態を甘らに安らに聞食し これより後汝刀自が幾多の節又節の中些かも挫けることなく生涯を貫かれ その姿を○子△子の二人に移されしお道の信仰を末代かけて守り抜かれ 思召下さる陽気ぐらしの人の世が これの地上に見えてくると共に 天翔り国翔り○○家△△家を始めとして その縁深き人々を幸く真幸く恵み幸え給えと恐み\/も白す   File127 五十日祭 これの仮の小床の霊代に暫しお鎮まり下さいます天理教○○分教会初代会長故△△△△刀自の霊の前に 天理教   分教会長    慎んで申し上げます 久方の空行く月のさやかな光にも 立ち迷う浮雲の障りがある如く いつまでも健やかに明るくお暮らし頂きたいと 心より願っておりましたのに 汝が刀自は去る一月三日齢九十五歳の長命ながら 入る月の影消えるが如く はかなくも現身をかくされてしまいました 夜空にかゝる月影を見ては ありし日の笑顔を思い浮べ 懐かしき面影を瞼に描いておりますが 早や五十日の月日が夢の間に過ぎ 今宵茲に霊祭をつとめさせて頂く日と相成りました 御前に汝が刀自の家族親族又親しき人々寄り集い 改めてご生前の道すがらをあれこれと語り合い 共に喜び共に涙した昔をそれぞれ偲んでおります 改めて思い返せば 四十年と雖も言葉ではほんの一言で終わりますが 人一倍案じられた可弱い体の頃から それこそ白髪に高齢者となっても尚 毎年の元旦から大晦日に至る吹雪の舞う酷寒の朝も 裾までずぶ濡れのどしゃぶりの雨の夜も 親神様教祖を念頭から放さず こゝ○○から△△へのだら\/坂を登り降りして よくぞ一日も欠かさず上級△△分教会への日参をお続け下さいました 前日は今年の初風呂に身を清め 夕食を済まして来世へ門出された見事な花道は 葬儀にお出掛け下された方々から一様に「大往生ですね 私もあやかりたい」の声となっておりました 心配された墓地の話も恙なく治まり 近く埋葬祭の日となりますが 今宵の五十日祭の御前に とりどりの品々をお供えさせて頂き 一人ひとりが心を籠めて伏し拝む姿を御覧下さいまして 汝が刀自はよりよき来世をお迎え下さると共に 天翔り国翔り先になり後になり○○家はもとより○○分教会に縁深き人々を夜の守り日の守りにお見守り下され 尚又それぞれの持場立場を通して世界のふしんの栄えあるよふぼくとなりますようお導きの程を一同と共に慎んでお願い申し上げます File128 会長一年祭祭文 これの祖霊社に静かにお鎮まり下さいます天理教○○分教会初代会長故△△△△刀自の霊の前に 天理教   分教会長    慎んで申し上げます 久方の空行く月のさやかな光にも 立迷う浮雲の障りがあるように また春の山に咲き乱れる美わしい梢の花にも吹き荒ぶ嵐の嘆きがある如く いつまでも明るく健やかに この世でお暮らし頂きたいと家人はもとより一同心より願っておりましたのに 汝刀自は昨年一月三日齢九十五歳という長命ながら 逝く水の還らぬ如く 入る月の影消えるが如く はかなくも来世への旅路を発たれてしまいました 夜空にかゝる月影を見ては ありし日の笑顔を偲び 露に花咲く勿忘草のように忘れる日は無く 早や一年は夢の間に過ぎて 未だ深い淋しさが心に残るまに\/一年祭をこのようにつとめさせて頂く日と相成りました 御前に後任会長○○氏 又孫の○○氏○○氏を始め一同こゝに寄り集い 改めてあの日この時をそれぞれに語り合い共に喜び共に涙した昔日を次から次へと思い起こしております 顧みますれば汝刀自は 昭和二十年○月○日△△△△姉に案内され 初めて上級○○分教会に参拝されましたが 二十六年七月修養科を終えると間もなく△△△△氏の身上願いから上級○○の朝夕勤に日参する心定めをされました 二十六年十月○日以来文字通り元旦から大晦日まで 豪雨の日も暴風の中も酷暑の夏も厳寒の冬も嫌わず続けられ △△△△氏亡き後もその日参が実行され 遂に四十余年の長きに及びました その間汝刀自の自動車事故による入院中に新築された○○家には不釣り合いな程大きな神床及び上段が設けられましたが 毎日汝刀自の眼に神棚が見えない時はなく 喜びにつけ悲しみにつけ四六時中神様と対面 否応なく心の成人が促され 三十年○月布教所開設 四十年○月二十六日には栄ある○○分教会の設立となり 汝刀自は末代に光る初代会長を拝命されました 同時に人一倍弱かった半病人の体が 人一倍長い人生を楽しまれ 忽然として何の苦しみも無く現世を去られました かくて今尚汝刀自を偲び懐かしむ心 いと深きまに\/ かくの如く一同御前に馳せ参じて伏し拝む様を心安らかに御覧下され 今後は更に○○家はもとより これの教会を通してその周辺に繰り広げられるたすけ一条の先々にも尚一層のお力添えを賜り 思召し下さる陽気ぐらしの輪が次々と拡がって参りますようお導きの程を 一同と共に慎んで申し上げます File129 若年者五年祭 これの霊舎に鎮め奉り坐せ奉る故△△△△大人之霊の御前に慎み敬い恐み\/も白さく 久方の空行く月の清き光にも 立迷う浮雲の障りがある如く 春山に咲き乱るゝ梢の花にも吹き荒ぶ嵐の嘆きがある如く 行末かけて頼みたりし汝大人はも あわれ現身の慣い得免がれ給わず 何時迄も残り惜しきこれの現世を退向になして過ぐる昭和六十年○月○日齢二十五歳というをこの世の限りとして 逝く水の還らぬ如く 入る月の影消えるが如く 果敢なく遠く遙けき親神のふところに隠り入り給いぬ 今も尚 現世の何処かに健やかに在すが如く思ほゆるも 矢張り呼べどもその答えはなく 戸の外に出でて見渡せどその御姿はあらず まことに云わぬ術為す術なし 隈なき月影を見ればありし日を偲び さゝやかなる風の音を聞けば あの日あの時を思い起こしつゝ 春を迎え秋を送りしに 早くも丸五年は夢の間と過ぎ去りて 未だに淋しき中にも今し五年の霊祭かくの如く仕え奉る時となりにけり 故に家族親族教会の人々 これの席に打寄り集い 徳薄き生まれながら その故にこそむしろ大切に育てられし 幼き頃ほいより小学生の頃 中学生の頃 次いで○○工業高校に学ばれし頃の汝大人の童顔と丸くぽちゃっとした姿を偲びつゝ 学舎を卒えるといち早くぢばを慕いて修養科三ヶ月の人となり 引続き 神奈川学生会に席を置き 親神の御教 教祖のひながたを求める若き道の子たちと深く交わりつゝ月を重ね年を経されたり 今にして思えば汝大人はひたすらその中に生き甲斐を見出し 厳しき世を生き抜く力を得むと望まれしならむ やがて○○工務店をふり出しに 内装屋の仕事に青春をぶち込み 「父亡き後は僕が母の力とならむ」といとけなげなる言葉を出しておられした その後は○○に通いしものと思いけるに 母が横浜に出られし留守中 △△△の○○荘より俄にただ一人淋しく旅立たれるとは…… あゝ汝大人だけは母の信仰を受け継ぎ 近き将来よふぼくとして道を力強く歩まれむものと心より期待せしに…… 汝大人を懐かしむ心もいと深きまに\/ 心より霊を宇良賀志奉らくと 御前に御酒御食種々の味物を供え奉りて 露の玉串捧げ奉り拝み奉らくを平けく安けく聞食し諾い給いて 遺れる○○家の家族親族諸人等のこれからの遙けき道を己が向々あらしめ給わず 互い立て合う陽気ぐらしの態に 更に深く近づかしめ給えと恐み\/も白す File130 親子合同年祭 これの祖霊社にお鎮まり下さいます天理教○○分教会初代会長故△△△△刀自並びに令息故○○○○大人の霊の前に 天理教   分教会長    慎んで申し上げます 久方の空行く月のさやかな光にも 立ち迷う浮雲の障りがあるが如く また春山に咲き乱れる美わしい花の梢にも吹き荒ぶ嵐の嘆きがあるように 長命でしかも健やかにたすけ一条の道にお励みいただきたいと心より願っておりましたのに かしものかりものの現身の慣い免がれ得ず いつになっても名残惜しい今世を後にして ○○大人はいまだ春秋に富む四十五歳という短い命で また△△刀自は六十五歳を生きの限りとして 逝く水の還らぬ如く 入る月の影消えるが如く はかなくも朝露の如く夕霧の如く来世への旅路を発たれてしまいました 夜空にかゝる月影を見ては ありし日の御心を偲び さや\/と流れる風の音を聞くと 元気で立ち働いておられた長い年月の面影を思い起こし 露に花咲く勿忘草のように忘れる日は無く 思い出さない時はなく 早や一年は夢の間に過ぎて 深い淋しさが心に残るまま一年祭をこのようにつとめさせて頂く日となりました 御前に後任会長△△△△姉以下遺族親戚 また○○分教会につながる役員よふぼく信者を始め 今は亡き御霊様たちと親しい間柄であった人たち寄り集い 改めて生前の道すがらをあれこれ語り合い 共に喜び共に涙した昔をそれぞれに偲んでおります 思い返せば御霊様たちは病院通いの可弱い身でありながら △△△△伯 引き続いて△△△△大人を我が家に引き取って 文字通り真実の看護に当たられましたが その当時 このお道の人となられてから 凡そ四十年の長きに亘って 親神様の御教を心の定規とし いかなる節の中も教祖のひながたを見つめて その足跡を辿り深くいんねんを自覚してたんのうに徹し ひのきしんの先頭に立ち 朝は朝星夜は夜星を見上げつゝ にをいがけおたすけの道に身も心も捧げられました 遂には末代かけて栄ある名称の理○○分教会を設立されましたが あるいは先になりあるいは後になり 時には表に立ち時には蔭にあって働かれた御霊様お二人のそれぞれの功績を一同脳裡に浮べ瞼に描いて 今そこに居られるが如く その御声が聞こえるが如く懐かしさが私たち一同の心に溢れております File131 夫婦合同年祭 これの霊代にお鎮まり下さいます故△△△△刀自の霊並びに故○○○○大人の霊の御前に天理教   分教会長    慎んで申し上げます 久方の空行く月のさやかな光にも 立ち迷う浮雲の障りがあるが如く 何時までも健やかに明るくお通りいただきたいと心より願っておりましたのに ○○大人は昭和三十九年○月○日○○症が元で六十才で出直され 又△△刀自は昭和五十九年○月○日八十才を生きの限りとして 逝く水の還らぬ如く来世への旅路を発たれてしまいました 夜空にかゝる月影を見ては ふとありし日の面影を偲び 厚い親心のとりどりを思い起こしておりますが 早や春秋は幾度も夢の間と過ぎ去り 茲に二十年祭並びに四十年祭をつとめさせて頂く日と相成りました 御前に汝刀自 汝大人の遺族遠近より これの席に寄り集い 改めて生前の道すがらを とやありけむ かくやありけむと懐かしく語り合っております 思い返せば○○大人は明治三十五年○月○日 神奈川県愛甲郡石田村に生を享けられましたが 幼くして父母に死別 その後は叔母に育てられ 兄弟もなく 天涯孤独の人であると聞いております 一方△△刀自は若狭湾本郷なる○○村の農家の娘として 明治三十六年○月○日誕生されましたが やはり不幸にして父親に早く亡くなられ 為に厳しい風雪の中をよくぞしのいでこられました 幸い○○大人と結婚され 新舞鶴に新居を構えられましたが 親子の縁の薄い流れを悟るべきか 三度に及ぶ流産の憂目を体験されたのであります この頃海軍工廠に勤務中の○○大人が一瀬文具店で万年筆一本を買い求められたのが お道の信仰への手引きとなり その後は一男三女の子宝に恵まれ順風満帆の幸せに浴されました 別科六ヶ月のおぢば生活を心に浮べつゝ 終戦後は海洋気象台につとめ労かれ △△刀自は畑仕事や田植えの手伝い 或いはパンや菓子の行商など朝は朝星 夜は夜星を戴きつゝ 地味で静かで辛抱強い天来の資質を生かしてこまめに働き抜かれ 夫に対する内助の功を捧げられました 夫亡き後の昭和四十九年○月○日夜半 隣家の○○商よりの火災を受けて 我が家が類焼するという大節を越え ○○分教会に一時は仮住まいという形を経て 自衛官官舎へ 次いで新しい住宅へと進展されましたが これ偏に長年に亘り 伏せ込まれた数々の芽生えであり △△刀自の御徳の至すところと信じて疑いません 何分にも思い出は尽きず 口や筆に尽くせませんが あの日この時の喜びや悲しみが 今走馬燈の如く脳裡に浮かんで参ります 汝刀自汝大人亡き現在 遺れる子達孫達一同互いに救け合いつゝ それぞれの幸せを噛みしめつゝ 茲に昭和四十年○月○日に開設された○○布教所の霊代の御前に 種々の物を御供申し 長年に亘ってお連れ通り頂いた感謝と御礼の玉串を一人ひとり奉献して頂きますが どうかこれより後も天翔り国翔り先になり後になり思召し下さる陽気ぐらしの実が遺族たち一同の先々に見えて参りますようにお導きの程を一同と共に慎んで申し上げます File132 夫婦合同年祭2 これの小床を霊代に斎い定めて令坐奉り置き据え奉る天理教○○分教会初代会長故△△△△刀自並びに二代会長故○○○○大人の御霊の御前に天理教  分教会長     慎しみ敬い告げ白さく 今は早くも一年並びに五年の年うつり月代わりて五穀豊穣の秋深き今日この頃となりしが かくて家族親族 いより集い 汝が刀自 汝が大人への面影を浮かべ 在せし世の事どもとりどり相語り合いて数々の尽せぬ思い出を御前に繰り広げつゝ 今し御酒御食海川山野の種々の味物を捧げ奉りて 茲に一年並びに五年の霊祭仕え奉る日となりぬ 今も尚現世に壮健に立ち働きて何処にか在すが如く思ほゆるも 矢張り呼べどもその答はなく 戸の外に出でて見渡せど その御姿はあらず 誠に云わぬ術 為す術なきも あの日あの頃の功績を偲び奉りて 懐かしき心些かも消えず この席に侍れるものみな古を慕う心いよいよ募るばかりなり つらつらに顧み思えば 汝が刀自並びに大人の現世に坐しける頃は 二人の男の子たちに恵まれ世の交際も疎かならず 家の業に一途につとめ労かれ 家庭も常に円満に祖先の名を汚すことなく 忠実に己が務を重しみ仕え奉り その後打ち続く節に見舞われてよりは ひたすら親神の御声にすがり 教祖ひながたを見つめ たすけ一条の日々を明け暮れされたり 旬来たりて 遂に○○の名称の創立となり ささやかな教会なりしが その初代並びに二代会長となり なってもならいでもの真実に燃えて 陽気ぐらしの道を辿られつゝありしを 重き御病の憂瀬に沈み給いて○○○○大人は昭和四十一年○月○日齢七十才を以て △△刀自は昭和四十四年○月○日六十八才を以て 此の世を出直し坐しけるは誠に口惜しき限りなむ こゝに霊祭を厳かに仕へ奉らくを甘らに安らに聞し食し諾い給いて 今ゆ後これの席に列 なる各も\/の家毎を天翔り国翔り見守り給い これの教会につながる道の子始め子孫の八十連綿五十彊八桑枝の如く向栄に立ち栄えしめ給えと 笑ましき姿を偲びつゝ恐み\/も白す