File121 改葬祭文   これの所に静かにその衣をお鎮め申しました故△△△△大人の御墓の御前に慎んで申し上げます 汝大人は昭和六十年○月○日未だ春秋に富む齢五十五歳というをこの世の限りとして いとしき妻と我が子三人を遺して 俄に現身をかくされましたが それから月日は流れて早くも十年が過ぎ去りました ところが去る○月○日九十五歳という長寿を全うされ出直されました汝大人の義母の明日は五十日祭に引続き その御遺骸を新しい墓地に埋葬させて頂きますので この機会に家族親族一同の真心より汝大人の衣を共にお移し申しお鎮め申し上げることに相成りました かくて改葬の御祭をかくの如く執り行わせて頂いております 一同改めて汝大人の健やかなりし頃の面影を瞼に浮かべ とやありけむかくやありけむと懐かしく話の花を咲かせておりますが 天翔り国翔り先になり後になり更に温かく力強くお見守り下さいまして 思召下さる陽気ぐらしの実がそれぞれの家庭に見えて参りますようお導きの程を 併せて汝大人は新しい○○家墓地に平けく安けくお移り下さいますよう一同と共に慎んでお願い申し上げます File122 年祭前墓前祭 久保山なるこれの所を千代の納めどころと その古い衣を脱がれました天理教○○分教会○代会長故△△△△大人の御墓の御前に慎んで申し上げます 汝大人が大東亜戦争下の昭和十九年○月○日 丸々六十歳でゆくりなくも この現世を出直され親神様の温かいふところにお帰り下されてより早くも五十年の歳月が流れ去りました この後十二時半より改めてお鎮まり頂きました新神殿の祖霊様の御前で 汝大人の遺されたご家族はもとより ご親戚 道の子供たち一同と共に五十年祭を執り行い ありし日の面影を偲び 昔話にとりどりの花を咲かせたいと存じます 教祖を通してお伝え下さいました御教によれば 汝大人は最早や新しい衣をつけて この世で生き\/と勇んでお暮らし頂いている事と拝察致しますが 神ならぬ身の私たち人間に詳しく判る術はなく 徒らに生前中のあの日あの時 幾山坂を越えられた道すがらを思い浮べ 汝大人の人柄を讃えると共に その偉業と遺志を改めて深く広く大きく受け継ぐ固い決意を定めさせて頂きます 墓前に心より御供申しました汝大人の好物を 心よく味わい下さいまして 私たち一同の行く手を 親神様教祖を通して温かく御見守り下され お導き下さいますよう これのところからも慎んでお願い申し上げます   File123 年祭前墓前祭2 これの所を千代の納めどころと 他の理の子達と共に その古い衣をお鎮め申しました○代会長故△△△△刀自の御墓の御前に慎んで申し上げます 汝刀自は昭和三十年長男○○の○代会長就任のお運びを喜ばれ 更に昭和六十年初孫の私が○代会長に任命されるという光栄に浴され その間三十年の長きに亘って親会長と慕われつゝ昭和六十三年○月○日九十二歳という長命にて親神様のふところにお帰り下さいましたが それから早くも十年の歳月が流れ去りました この墓前祭の後一同神殿に寄り集い十一時からおつとめ学び 引き続いて祖霊社の御前で午後一時から十年祭を執り行わせて頂きます 思い返せば汝刀自は昭和十八年三月○日 大教会長より関東へ道を≠ニの指示を受けられ 丹波から東京に出られた東本の初代中川よし先生を心に抱き せめて遅咲きの桜であっても鮮かに咲いてみたいと願って二十六日おぢばから こゝ横浜へと文字通り単身布教に踏み切られました 奇しくも昭和六十年真柱様が親しくお入り込みを下され お迎えの玄関先にて汝刀自と握手をされ 諒々お言葉を頂いた後 客間にて元一日≠フ揮毫を賜りましたことは 汝刀自にとって来世へのこよなき花道であったと称えずにはおられません 過ぐる横浜での汝刀自のたすけ一条の道は五十五年に及んでおりますが その間に数々のよふぼくを産み育てられた許かりでなく その理の子達が理の孫を授かる布教師にまで丹精の真実を尽くされた事を 私達一同改めて心に体し 今後のにをいがけおたすけに一層拍車をかけて参りますが 親神様教祖が思し召し下された真正の平和世界はまだ\/遠く どうか汝刀自は来世 より広くより大きく御活躍下され 陽気ぐらしの実をより一層深めた御多幸の人生を歩まれますよう 一同と共に慎んでお祈り申し上げます  File124 年祭後墓前祭 これの所に静かにその衣をお鎮めさせて頂きました天理教○○分教会初代会長故○○○○刀自の御墓の御前に慎んで申し上げます 汝刀自が遺された家族親族又懐かしい教友達と共に 先程永年勤められました○○分教会の祖霊社の御前で 心を籠めて一年祭をつとめさせて頂きましたが 只今は一同この御墓の御前に打寄り集い 九十五年に亘る長きご生前のあの日この時を思い浮べ 健やかなりし頃の面影を瞼に描き 昔話にとりどりの花を咲かせておりますが 生涯を一日の如く貫かれました上級○○分教会への日参を始め素朴で真面目な信仰の道すがらに 今更の如く深く感謝せずにはおられません その上から これの御前に種々の味物を御供申し これより後も一同心を合せ いよ\/○○家の家門を守り 負持つ祖先の名を高むるはもとより 一人々々が持場立場を通し 世の為人の為に真心の限りを捧げ 更に真実の神名を流し 人の世の正しいあり方をまわりの人々に取次ぎ ひたすらたすけ一条の道を力強く押し進めむものを 固く心に誓い 深々と御礼と決意の頭を下げ 厳かに墓前の御祭を仕えさせて頂いておりますが どうか先になり後になり 汝刀自が御心にかゝる家族親族は申すまでもなく ○○分教会にお引き寄せ頂く道の子たちの行く末を幸せにお守り下され すさび勝ちで欲にきりない泥水のような人々の心に お望み下さる陽気遊山の明るく清らか灯が点じられますよう 併せて汝刀自は次の世こそ一層恵み多い人の世を長く楽しくお味わい下さいますと共に きりなしふしんのよふぼくとし 更に末代に光る教会の長として 今生以上のお働きをして下さいますよう一同と共に慎んで御願い申し上げます File125 夫婦年祭後墓前祭 これの所に御生前の衣を厳かにお鎮めさせて頂きました天理教○○布教所前所長故○○○○大人並びに夫人△△刀自の御墓の御前に慎んで申し上げます 汝大人達が遺された家族親族又懐かしい人達と共に 先程○○分教会の御霊の御前で 心を籠めて一年祭並びに五年祭をつとめさせて頂きましたが 只今は一同この御墓の御前に打寄り集い ○○大人の七十年及び△△刀自の六十五年に亘る御在世中のあの日この時を思い浮べ 健やかなりし頃の面影を瞼に描き 昔話にとりどりの花を咲かせておりますが 生涯を一日の如く貫かれました真面目な御働き 今更の如く深く感謝せずにはおられません その上から これの御前にとりどりの味物を御供申し 次々と玉串をとりつゝ これより後も一同心を合せ 御在世中に遺された話の種や道すがらを改めて深く味わい生かしつゝ いよ\/○○家の家門を守り 負持つ祖先の名を高むるはもとより 一人々々が持場立場を通し一層世の為人の為に真心の限りを捧げ 更に真実の神名を流し 人の世の正しいあり方をまわりの人々に取次ぎ ひたすらたすけ一条の道を力強く押し進めむものを 固く心に誓い 深々と御礼と決意の頭を下げ 厳かに墓前の御祭を仕えさせて頂いておりますが 汝大人達は親神様の御恵みのまに\/ 古い着物を脱いで新しい着物とお着替え下された来世は よりよきよふぼくとなりて世界のふしんの上に今生以上のお働きをされますよう 尚又 送り迎えされる一日々々を今生以上に長く楽しく幸せにお通り下さいますよう一同と共に慎んでお祈り申し上げます File126 五十日祭合祀祭 此の小床を祓い清めて今し祖霊社に遷し奉り鎮め奉る故△△△△刀自の御霊の御前に 天理教   分教会長    慎み敬い恐み\/も白さく 青空を行く麗かなる陽の光にも 俄に黒雲が蔽いて厳しき雨風に変るが如く 秋の野山を飾る紅葉の美わしさにも吹き荒ぶ嵐の嘆きあるが如く あわれ汝刀自はも現身の慣い得免がれ給わずして 九十五歳という長寿ながらこれの現世を退向になして 覆水盆に返らずの言葉の如く果敢なく来世に還り給いぬ 今も尚現世に壮健に立ち働きて何処にか在すが如く思ほゆるも 矢張り呼べどもその答はなく 戸の外に出でて見渡せどその御姿はあらず 誠に云わぬ術為す術なし 隈なき月影を見ればありし日を偲び さゝやかなる風の音を聞けば つとめ労かれし長の年月を思い起こしつゝ 露に花咲く忘草 忘るゝ日なく偲び出でぬ時なく 早くも五十日は夢の間と過ぎ去りて あわれ淋しき中にも今し合祀の御祭に併せて五十日の霊祭かくの如く仕え奉る時となりにけり 故に家族親族相識れる人々 これの席に打寄り集い 汝刀自より耳にせし語り草たる琵琶湖の辺なる田舎での幼き頃 あるいはその度毎眼を細めていと懐かしげなる面持を見せられし中国は漢口での初婚の頃 また△△△△氏と再婚されし後 長の年月池袋なる要町にて幾多の風雪をしのぎ山坂を踏み越えられし中年の頃 次いで西武狭山ヶ丘の程近き入間市下藤沢なるこれの自宅にて静かに老いの身を預けられし晩年の頃など 日を追い月を追い年を追いて汝刀自の面影を思い浮かべ瞼に描き とりどりの話の花を咲かせつゝ 心より御霊を宇良賀志奉らくと 御前に御酒御食種々の味物を供え奉りて 露の玉串捧げ奉り拝み奉らくを平けく安けく聞食し諾い給い 引き続き遺れる家族親族たちが真心を籠めてこの程購われし千代の住所と定め奉れる新しき御墓所に 汝刀自の御遺骸を納め奉る御墓の御祭仕え奉らんとす 時にいとしき汝刀自が娘婿であり 眼に入れても痛くなき可愛い孫たちの父親なる△△△△大人が 今を去る八年前未だ若き五十五歳ながら一足先に親神のふところに帰り給い その衣を○○分教会の御墓に暫しお鎮め申し 時機の到るを待ち望みてありしが この旬に汝刀自と共に埋葬の御祭を執り行い 母子の契りを更に深めんとす 故にこの態を甘らに安らに聞食し これより後汝刀自が幾多の節又節の中些かも挫けることなく生涯を貫かれ その姿を○子△子の二人に移されしお道の信仰を末代かけて守り抜かれ 思召下さる陽気ぐらしの人の世が これの地上に見えてくると共に 天翔り国翔り○○家△△家を始めとして その縁深き人々を幸く真幸く恵み幸え給えと恐み\/も白す   File127 五十日祭 これの仮の小床の霊代に暫しお鎮まり下さいます天理教○○分教会初代会長故△△△△刀自の霊の前に 天理教   分教会長    慎んで申し上げます 久方の空行く月のさやかな光にも 立ち迷う浮雲の障りがある如く いつまでも健やかに明るくお暮らし頂きたいと 心より願っておりましたのに 汝が刀自は去る一月三日齢九十五歳の長命ながら 入る月の影消えるが如く はかなくも現身をかくされてしまいました 夜空にかゝる月影を見ては ありし日の笑顔を思い浮べ 懐かしき面影を瞼に描いておりますが 早や五十日の月日が夢の間に過ぎ 今宵茲に霊祭をつとめさせて頂く日と相成りました 御前に汝が刀自の家族親族又親しき人々寄り集い 改めてご生前の道すがらをあれこれと語り合い 共に喜び共に涙した昔をそれぞれ偲んでおります 改めて思い返せば 四十年と雖も言葉ではほんの一言で終わりますが 人一倍案じられた可弱い体の頃から それこそ白髪に高齢者となっても尚 毎年の元旦から大晦日に至る吹雪の舞う酷寒の朝も 裾までずぶ濡れのどしゃぶりの雨の夜も 親神様教祖を念頭から放さず こゝ○○から△△へのだら\/坂を登り降りして よくぞ一日も欠かさず上級△△分教会への日参をお続け下さいました 前日は今年の初風呂に身を清め 夕食を済まして来世へ門出された見事な花道は 葬儀にお出掛け下された方々から一様に「大往生ですね 私もあやかりたい」の声となっておりました 心配された墓地の話も恙なく治まり 近く埋葬祭の日となりますが 今宵の五十日祭の御前に とりどりの品々をお供えさせて頂き 一人ひとりが心を籠めて伏し拝む姿を御覧下さいまして 汝が刀自はよりよき来世をお迎え下さると共に 天翔り国翔り先になり後になり○○家はもとより○○分教会に縁深き人々を夜の守り日の守りにお見守り下され 尚又それぞれの持場立場を通して世界のふしんの栄えあるよふぼくとなりますようお導きの程を一同と共に慎んでお願い申し上げます File128 会長一年祭祭文 これの祖霊社に静かにお鎮まり下さいます天理教○○分教会初代会長故△△△△刀自の霊の前に 天理教   分教会長    慎んで申し上げます 久方の空行く月のさやかな光にも 立迷う浮雲の障りがあるように また春の山に咲き乱れる美わしい梢の花にも吹き荒ぶ嵐の嘆きがある如く いつまでも明るく健やかに この世でお暮らし頂きたいと家人はもとより一同心より願っておりましたのに 汝刀自は昨年一月三日齢九十五歳という長命ながら 逝く水の還らぬ如く 入る月の影消えるが如く はかなくも来世への旅路を発たれてしまいました 夜空にかゝる月影を見ては ありし日の笑顔を偲び 露に花咲く勿忘草のように忘れる日は無く 早や一年は夢の間に過ぎて 未だ深い淋しさが心に残るまに\/一年祭をこのようにつとめさせて頂く日と相成りました 御前に後任会長○○氏 又孫の○○氏○○氏を始め一同こゝに寄り集い 改めてあの日この時をそれぞれに語り合い共に喜び共に涙した昔日を次から次へと思い起こしております 顧みますれば汝刀自は 昭和二十年○月○日△△△△姉に案内され 初めて上級○○分教会に参拝されましたが 二十六年七月修養科を終えると間もなく△△△△氏の身上願いから上級○○の朝夕勤に日参する心定めをされました 二十六年十月○日以来文字通り元旦から大晦日まで 豪雨の日も暴風の中も酷暑の夏も厳寒の冬も嫌わず続けられ △△△△氏亡き後もその日参が実行され 遂に四十余年の長きに及びました その間汝刀自の自動車事故による入院中に新築された○○家には不釣り合いな程大きな神床及び上段が設けられましたが 毎日汝刀自の眼に神棚が見えない時はなく 喜びにつけ悲しみにつけ四六時中神様と対面 否応なく心の成人が促され 三十年○月布教所開設 四十年○月二十六日には栄ある○○分教会の設立となり 汝刀自は末代に光る初代会長を拝命されました 同時に人一倍弱かった半病人の体が 人一倍長い人生を楽しまれ 忽然として何の苦しみも無く現世を去られました かくて今尚汝刀自を偲び懐かしむ心 いと深きまに\/ かくの如く一同御前に馳せ参じて伏し拝む様を心安らかに御覧下され 今後は更に○○家はもとより これの教会を通してその周辺に繰り広げられるたすけ一条の先々にも尚一層のお力添えを賜り 思召し下さる陽気ぐらしの輪が次々と拡がって参りますようお導きの程を 一同と共に慎んで申し上げます File129 若年者五年祭 これの霊舎に鎮め奉り坐せ奉る故△△△△大人之霊の御前に慎み敬い恐み\/も白さく 久方の空行く月の清き光にも 立迷う浮雲の障りがある如く 春山に咲き乱るゝ梢の花にも吹き荒ぶ嵐の嘆きがある如く 行末かけて頼みたりし汝大人はも あわれ現身の慣い得免がれ給わず 何時迄も残り惜しきこれの現世を退向になして過ぐる昭和六十年○月○日齢二十五歳というをこの世の限りとして 逝く水の還らぬ如く 入る月の影消えるが如く 果敢なく遠く遙けき親神のふところに隠り入り給いぬ 今も尚 現世の何処かに健やかに在すが如く思ほゆるも 矢張り呼べどもその答えはなく 戸の外に出でて見渡せどその御姿はあらず まことに云わぬ術為す術なし 隈なき月影を見ればありし日を偲び さゝやかなる風の音を聞けば あの日あの時を思い起こしつゝ 春を迎え秋を送りしに 早くも丸五年は夢の間と過ぎ去りて 未だに淋しき中にも今し五年の霊祭かくの如く仕え奉る時となりにけり 故に家族親族教会の人々 これの席に打寄り集い 徳薄き生まれながら その故にこそむしろ大切に育てられし 幼き頃ほいより小学生の頃 中学生の頃 次いで○○工業高校に学ばれし頃の汝大人の童顔と丸くぽちゃっとした姿を偲びつゝ 学舎を卒えるといち早くぢばを慕いて修養科三ヶ月の人となり 引続き 神奈川学生会に席を置き 親神の御教 教祖のひながたを求める若き道の子たちと深く交わりつゝ月を重ね年を経されたり 今にして思えば汝大人はひたすらその中に生き甲斐を見出し 厳しき世を生き抜く力を得むと望まれしならむ やがて○○工務店をふり出しに 内装屋の仕事に青春をぶち込み 「父亡き後は僕が母の力とならむ」といとけなげなる言葉を出しておられした その後は○○に通いしものと思いけるに 母が横浜に出られし留守中 △△△の○○荘より俄にただ一人淋しく旅立たれるとは…… あゝ汝大人だけは母の信仰を受け継ぎ 近き将来よふぼくとして道を力強く歩まれむものと心より期待せしに…… 汝大人を懐かしむ心もいと深きまに\/ 心より霊を宇良賀志奉らくと 御前に御酒御食種々の味物を供え奉りて 露の玉串捧げ奉り拝み奉らくを平けく安けく聞食し諾い給いて 遺れる○○家の家族親族諸人等のこれからの遙けき道を己が向々あらしめ給わず 互い立て合う陽気ぐらしの態に 更に深く近づかしめ給えと恐み\/も白す File130 親子合同年祭 これの祖霊社にお鎮まり下さいます天理教○○分教会初代会長故△△△△刀自並びに令息故○○○○大人の霊の前に 天理教   分教会長    慎んで申し上げます 久方の空行く月のさやかな光にも 立ち迷う浮雲の障りがあるが如く また春山に咲き乱れる美わしい花の梢にも吹き荒ぶ嵐の嘆きがあるように 長命でしかも健やかにたすけ一条の道にお励みいただきたいと心より願っておりましたのに かしものかりものの現身の慣い免がれ得ず いつになっても名残惜しい今世を後にして ○○大人はいまだ春秋に富む四十五歳という短い命で また△△刀自は六十五歳を生きの限りとして 逝く水の還らぬ如く 入る月の影消えるが如く はかなくも朝露の如く夕霧の如く来世への旅路を発たれてしまいました 夜空にかゝる月影を見ては ありし日の御心を偲び さや\/と流れる風の音を聞くと 元気で立ち働いておられた長い年月の面影を思い起こし 露に花咲く勿忘草のように忘れる日は無く 思い出さない時はなく 早や一年は夢の間に過ぎて 深い淋しさが心に残るまま一年祭をこのようにつとめさせて頂く日となりました 御前に後任会長△△△△姉以下遺族親戚 また○○分教会につながる役員よふぼく信者を始め 今は亡き御霊様たちと親しい間柄であった人たち寄り集い 改めて生前の道すがらをあれこれ語り合い 共に喜び共に涙した昔をそれぞれに偲んでおります 思い返せば御霊様たちは病院通いの可弱い身でありながら △△△△伯 引き続いて△△△△大人を我が家に引き取って 文字通り真実の看護に当たられましたが その当時 このお道の人となられてから 凡そ四十年の長きに亘って 親神様の御教を心の定規とし いかなる節の中も教祖のひながたを見つめて その足跡を辿り深くいんねんを自覚してたんのうに徹し ひのきしんの先頭に立ち 朝は朝星夜は夜星を見上げつゝ にをいがけおたすけの道に身も心も捧げられました 遂には末代かけて栄ある名称の理○○分教会を設立されましたが あるいは先になりあるいは後になり 時には表に立ち時には蔭にあって働かれた御霊様お二人のそれぞれの功績を一同脳裡に浮べ瞼に描いて 今そこに居られるが如く その御声が聞こえるが如く懐かしさが私たち一同の心に溢れております さて御前に海川山野のとりどりの御神饌を御供申し 長い間お導き頂きました感謝と御礼を籠め一人々々心より玉串を奉献させて頂きますが 御霊様たちお二人を引き続いて失いました後 その悲しみその淋しさを深く味わいつゝも ただ徒に嘆き悲しんでいては却って申し訳ないことと 一同節から芽が出る≠ィ言葉のまにまに涙をふるって立ち上がり 御心にひたすらかけられた教祖九十年祭を一手一つにつとめ上げ さらに百年祭を目指して勢いよく今は前進を続けております これもまた偏に親神様教祖の厚い親心によることは申し上げるまでもありませんが また御霊様たちが蔭からお働き下さる賜物と深く御礼申さずにはおれません どうかより一層思召の教会内容の充実を目指して 一にもおたすけ 二にもおたすけと懸命の努力を続けて参りますが 御霊様たちは天翔り国翔り○○家につながる家々はもとより△△分教会の理の子たちの家族の先々にも 陽気ぐらしの実が見えて参りますようにお導きの程を一同と共に慎んで申し上げます